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北海道在住の新進気鋭かつ異色の経歴を持つLuthier、
後藤将裕氏が手掛けるブランド、RUNT GUITARS Homemade Instrumentsから超実践的なBassのご案内です。
RUNT GUITARS Homemade Instrumentsは2016年から正式に活動をスタートしました。
個人工房でよく見られるリペアマンから独立し職人になる、という流れではなく、元々は都内の某スタジオにスタジオマネージャーとして勤務をしていた異色の経歴を持つ後藤氏。
本人もプレイヤーであり、数々のプレイヤーの実演奏上で如実になる問題点や改善点を現場で間近で見てきたことから、
「"良い音"はアーティストの感性が指先を伝わって溢れ出てくる、その為には演奏上のストレスが無い状態でなければならない」という明確な哲学を持った楽器作りを何よりの信条としています。
優秀な海外のLuthierもエンジニアから職人になった経歴を持つ方がいますが、多分に漏れず後藤氏の作る楽器は実演奏性、デザイン共に極めて個性的かつ優秀です。
この度店頭に届いたRUNT GUITARSのフラグシップモデル、Hucho。
今回はボディには贅沢にBlack Walnutを採用し、指板にはフレイムの浮き出た和材、
楓をセレクトしたカスタムモデル。
前回入荷の6弦モデルの際にも感じておりますが、入荷の度に細部がどんどんアップデートされていっており、
後藤氏が製作を重ねる度に五感で捉えた発見を即時製作に反映していっていることが伺えます。
ボディ形状は前回入荷の6弦でも詳細は記載しましたが、極めて異彩を放つ意匠が施されており、ホーン部は比較的トラッドな丸みを抑えたシェイプですが、コンターは凄まじいカーブの処理がなされております。
スタンディングでの演奏の際に驚く程体にフィットする処理で、演奏性に自由を与える実用的な形に整えられています。
後藤氏自身が楽器を演奏するルシアーの為、プレイヤーの気にするポイントの隅々にまで配慮がなされており、こういった小さい部分ながら演奏する際に大きな助けになる部分にハンドメイドで時間と手間をしっかりかけてくれる面から小規模工房の「良さ」が伺えます。
毎度のことながらネックの仕上げは抜群。
ボルトオンモデルは元々「ネックにトラブルが起きたら取り換えられる」ことが大きなコンセプトで製作されましたが、結果として交換する方は少なく、様々なリペアを施して何とかオリジナルを維持する使用法が多く見られます。
当然元々のネックの良さは重要になり多くの方がシビアな視点から見立てをしているかと思いますが、RUNT GUITARSは剛性と演奏面を高い次元で両立しており、その精度は一点一点がワンオフだからこそ出来るクオリティがあります。
非対称の形に仕上げることで上下左右の移動も違和感なくスムーズに動かせ、指板のラディアスも緩めな為弦高はかなり低めに設定できます。
現状弦高は12F上で4弦1.5mm、1弦1.2mmと低めのセットアップです。
34Inchで20F仕様で、トラッドな鳴り感も獲得しているためジャンルは問わない耳心地の良いサウンドを奏でます。
ボディにはBlack Walnutを採用。
極薄のポリで吹かれたサテン仕上げとの相性が良く、全体的に落ち着いてますが暗い印象はありません。
差し色を兼ねて紫で着色されたClaro Walnut Burlとのマッチングが素晴らしく、今回もヘッドロゴを含め全体的に調和した個体に仕上がっております。
電装系にはPU、Active Circuit共にEMGを採用。
極めて精度の高いクリーンサウンドが心地良く、太い軸はありつつも明瞭な音階を奏でる低音の極めて実用的なトーンが楽しめます。
EMG搭載につきパッシブへの切り替えはなく1V1T3BnandEQ仕様。(Mid可変域あり)
RUNT GUITARSのモデルには北海道に生息する野生動物の名前が付けられていますが、
Huchoは幻の魚"イトウ"を意味します。
本当の意味でオールハンドメイドならではの、使い手への配慮に満ち溢れた一本。
これからメインストリームに食い込んでくることが想像される精密な作りです。
全体的なプレイアビリティは抜群で、ハイエンド楽器として見ても遜色のないクオリティです。
お問合せお待ちしております。
Body: Black Walnut Center 2P 42mm
Neck: Maple /楓
Pickup: EMG Jset
Active Circuit:BQS System
重量: 約4.4kg
新品メーカー保証、Mono M80 Case付属
