Fender（フェンダー）は言わずと知れたエレキギター・ベースのナンバーワンブランドです。
ジェームス・ジェマーソン、ボビー・ヴェガ、マイケル・リーグなど、数えきれないほどのトップアーティストに愛されます。
プレシジョンベースは世界初のフレット付きのソリッドエレキベースとして登場し、瞬く間に世界中のベーシストを魅了しました。
その輝きは誕生から半世紀以上が経過した今でも変わらず、愛されています。
Fender Japanは日本製のFenderとして80年代にスタートしましたが、残念ながら現在は廃止されFender本体に統合されてしまいました。
しかしながら、同ブランドのクオリティは現在も多くのアーティストに支持されており、現在も求められ続けています。
Fender Japanは年代によって評価が分かれますが、こちらは比較的高く評価されるEシリアル、フジゲン製です。
モデル名の通り、62年のプレシジョンベースをモチーフとしたレプリカで、大きなモディファイが加えられています。
フレットはJescar製のものにリフレット、あわせてナットも交換されています。
この作業は大阪のハイエンドミュージックが施工したとのことで、実際にクオリティは非常に高いです。
上手く行われているためにプレイヤビリティに優れており、また妙にガチャついたニュアンスがありません。
また、ブリッジの位置は5mmほど後方にずらしてあるようです。
サドルとボールエンドの距離が離れ、少し角度が緩くなっています。
これによる豊かな倍音感も本個体の個性を作っています。
チューニングキーはHIPSHOT。
ロリポップはルックスにも個性を与えています。
PUはグレーボビン、おそらくは1982年のフェンダーです。
そしてジャックはPuretoneに交換されています。
弾き心地は豪快で、強く、ミドルレンジの倍音が豊か。
大きな改造が加えられていますが、それぞれがしっかりとかみ合い、完璧なバランスで成立しています。
ボディはアルダー、指板はローズウッドだと判断しました。
クラシックなスペックですね。
単純に良いプレシジョンを探している方には本当におすすめです。
フレットの残りはおおよそ90%ほど。
トラスロッドの動作は若干硬めに感じられますが、少なくとも90°程度の動作は確認済みです。いかにもフェンダーっぽいです。
ネックの状態は良好です。
ボディや塗装面の状態は、傷や打痕、パーツのくすみが散見されるプレイヤーズコンディションです。
コントロール : ボリューム、トーン
ナット幅 : 42.3mm
ブリッジ部弦間ピッチ : 19mm
製造年 : 1984-1987
製造国 : JAPAN
付属品 ：社外製ギグバッグ
GIBの職人が演奏しやすく調整した上でお届けします。
serial number：#MADE IN JAPAN E730165
Weight：4.17kg
Fret：80% remaining
Truss rod：tight a little, but can work roughly 90° at least
neck condition：Good.
control：Volume, tone
body condition：This is a players condition where scratches, dents, and dullness of parts are scattered.
nut width：42.3mm
string spacing：19mm(可変)
accessories：External gig bag
year：1984-1987
country of origin：Japan
文章：嵯峨駿介
検品担当 : 水田
GIB 3か月保証付き
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