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こちらの個体はGold Topの塗りつぶしですが、ナチュラルバインディングの為だけに非常に杢目が良い4Aグレード相当の虎杢が出たハードロックメイプルを採用しております。
以前一度だけキルトメイプル(ソフトメイプル)をゴールドで塗りつぶした事がありますが、今回はサウンドの向上の為にハードロックメイプルを採用しております。
こんな贅沢仕様は今後作る事は出来ません……
ゴールドトップで製作するに当たって、GinsonのビンテージLes Paulに倣ってブラスパウダーを使用したゴールドトップに仕上げております。
このブラスパウダーは新品としても非常にかっこよいのですが、本領を発揮するのは何年も使い続けた後になります。
ビンテージのゴールドトップを見ると、多くの個体は緑がかったゴールドになってはいないでしょうか。
これはブラスが経年変化を起こす事で色味が変わるのですが、この個体ならば長年使用する事で段々と姿を変え、貫録のあるあの見た目へと成長してくれる事が予想出来ます。
また、この個体は私の希望によりBizenの通常の塗装よりも極薄の塗装にて仕上げて頂いております。
こうする事で生鳴りの向上は勿論のこと、ギターのサウンドは塗装に押さえつけれれる事が無くなるので華やかな暴れ感を得る事が出来ます。
また、先述の通り虎杢のハードロックメイプルをトップに使用しているので、仮にトップの塗装が傷つき剥がれたとしてもその下から顔を出す美しいフレイム杢が楽しめるので、ガンガン弾き倒して、ボロボロにして欲しいと私は願っております。
ボディーバックも1ピースのキューバンマホガニーを採用しているので、本当の意味で最低限の継ぎ目と接着材しか使用されていない、最大限の鳴りを持つ個体に仕上がりました。
ボディーや指板はおろか、全ての材を当店担当が愛知県の工房現地で材選定しオーダーした個体となります。
最高のレスポールをお探しの方は是非ご検討下さいませ。
Zemaitis Custom Shopの工場長・マスタービルダーとして名をはせた坂本氏が自身が考える最高のギターを製作する為に立ち上げたのが、新鋭の国産ギターブランドであるBizenです。
坂本氏は長年にわたって木材仕入れに携わって来た為、最高級の木材や希少材の仕入れルートを持ち、そして卓越した木材の選定眼を持っております。
それゆえに、鮮やかなカラーリングによるごまかしは一切不必要で、木材そのものの色味やトラディショナルなカラーリングが最も格好の良いルックスとなります。
Grainはレスポールを意識強く意識して製作されておりますが、ただレスポールをコピーしただけのモデルではありません。
レスポールシェイプながらも演奏性を追求しており、その結果群を抜いて優れた演奏性を持つシェイプへとブラッシュアップしております。
まずはネックシェイプですが、しっかりとしたグリップ感なれど手にしっかりと馴染む様にする為に、左右非対称のネックシェイプを開発しました。また、スケールを25インチにしコンパウンドラディアスを採用する事でコード弾きから速弾きまでスムーズにプレイが出来る様にしております。
今回、担当の私は愛知県春日井市にあるBizen Worksさんの工房にて全ての木材の選定をして参りました。
コンセプトとしては、"妥協の一切ない最高級のサウンドを持つギターを作る"この一点のみを念頭に材を選定致しました。
まずは今回の大きな目玉とも言えるワンピースのキューバンマホガニーに関してです。
マホガニー種の何かではなく、正真正銘のマホガニーであるキューバンマホガニーは木の宝石とも称される程美しい木材です。"宝石"と言われるだけはあり、ホンマホやアフリカンマホガニー、その他マホガニー系の材と比べて圧倒的に密度の高い木材です。
そんなキューバンマホガニーはギターとの相性が抜群に良く、重厚なサウンドながらも甘い中音域に輪郭すら感じさせる様なハッキリとした高音域を出してしまう極上この上ない木材です。
しかしながら、あまりにも高い密度によりギターの重量が重くなりすぎてしまうデメリットもございます。
そこで今回はワンピースのキューバンマホガニーをGibsonのレスポールと同じように、"サウンドに影響が出ない設計"でくり抜いて貰う事となりました。
くり抜きのベースはGibsonですが、それをBizenの理念に沿ったアイディアで改良する事で、よりサウンドに影響の出ない軽量化を実現します。
そしてもう一つサウンドへの影響が大きい木材が指板材です。
Bizenさんが持つハカランダは沢山あり、ルックスに優れた真っ黒なハカランダと、白めなルックスの茶ハカランダ等が多々ございました。
楽器店や個人オーダーの定石で言えば、真っ黒で音の良いハカランダを選ぶべきです。
しかし今回はサウンドを求める為にあえて黒ハカランダと茶ハカランダのルックスは全く問いませんでした。
工房にある全てのハカランダを叩きサウンドを確認した結果、今回採用したハカランダが薄めの鉄を叩く様な硬質で凛とした心地の良いサウンドをしておりました。これならばキューバンマホガニーボディーのサウンドを完全に活かした最高のサウンドを追究出来ると確信しました。
パーツ類も全てハカランダを使用。
ブリッジやピックガードのハカランダ材も私が選定を行い、ルックスとサウンド共に優れた材を使用しております。
ピックガードのハカランダにおいては、Bizenさんに無理なお願いをして指板用のカッコいいハカランダを崩して頂く事になりました。
ウッドノブに至っては、ボディーと同じくキューバンマホとハカランダの組み合わせで特注して頂きました。
こちらの個体の塗装は杢目とカラーの美しさを最大限引き立てる為にラッカー グロスで塗装しております。
ルックスもサウンドも演奏性も揃った最高のギターをお探しの方は是非お越しくださいませ。