2008年製、デシーヴァー(現: Providence) eS-Fs1/dR というギターです。
今剛氏のシグネチャー・モデルで知られるプロビデンスのギターですが、当時はタハラという楽器店で、デシーヴァー・ブランドで展開していました。本機は別の店舗で2022年新品として販売されたようです。想像ですが、プロトタイプか何かで長年メーカーが在庫していた等の事情があったのかもしれません。
やや小ぶりなストラト・スタイルで、メイプル・トップが美しい一本。ボディのアッシュ材はワンピースです。
ポリウレタン・フィニッシュは、ボディ・バックを中心にやや目立つ傷があります。(画像参照ください)
ハードウェア関連は Gotoh で、ウィルキンソンVGスタイル+マグナムロックが、いかにも08年製造っぽいです。
各PU はスペックシートによるとオリジナルの「サンプル」とありますので、やはりプロトタイプなのかもしれません。
リアのトーンポットはプルでコイルタップ付、 "Vitalizer" バッファーを内蔵(現状はバイパス設定のパッシブ・ギターになっています。電池も入っていません。)
使いやすさを特に吟味された「万能ギター」を真摯に追求したモデルのひとつといえましょう。
非純正ソフトケース付属