LUNA SEAが1996年に発表したアルバム ”STYLE” のレコ発ツアー ” UN ENDING STYLE” でお披露目された
SUGIZOのメインギター ”ESP ECLIPSE S1” は、ミディアムスケール、レースセンサー・ピックアップ等々…
マイナーチェンジが施された新たなモデルとして、SUGIZOサウンドを形成する上で欠かせないライブギアとして、
我々の前にその姿を現し「ECLIPSE史上、最もハイゲインなサウンド」は多くのフォロワーに衝撃を与えました。
本器は、その時期のサウンドをEDWARDSブランドで再現すべく生み出された一本、98年頃の限定モデルです!
基になったのは、既に発売されていた ”E-CL-90” と言うモデルで、基本的なスペックは共通しておりますが、
一番の違いは「レースセンサー・ピックアップ」と「アクティブ・ミッドブースト」を搭載していること。
レースセンサーは市販されていましたが、ミッドブーストは市販されていなかったので、この時期のSGZサウンドを
再現したければESP製のシグネイチャーを買うしかなかった所に、廉価版として登場したのがこのモデル!と言う訳です。
SUGIZOだけでなく、Eric Claptonもレースセンサーとアクティブ・ミッドブーストの組み合わせを採用していたので、
当時「レースセンサーはアクティブ・ピックアップ」と誤解されていた方も多かったですね(当初は私も笑)
レースセンサーは元々解像度が高く出力も高めですが、アクティブ化によって、より細かいニュアンスも的確に捉えることが出来、
レンジも抜群に広がっていますが、歪みを深くすると直ぐにハウリングするので、ポイントの見極めが大変でした…
とにかく感度が無茶苦茶高いので、歪ませ過ぎないのがポイント!ちなみにクリーントーンも美しいですよ。
(ピックアップを支えるスポンジが劣化していたので、高さ調整できるようにスプリングをセットしてあります)
パッシブへの切り替えスイッチはないので、完全にアクティブ仕様ですが、バックパネル内の基盤の調整で
ブースト調整は可能です(これも上げ過ぎるとハウリングの原因になってしまいますので注意)
またミニスイッチは、ダイレクトではなくキルスイッチなので、ONにするとミュートされます(元々の仕様です)
ブリッジはお馴染みのフロイドローズ・オリジナルなので、派手なアーミングもばっちり対応します!
SUGIZO本人使用ギターと多少の違いはあるものの ”STYLE” の頃のサウンドを再現するのに欠かせない要素は
ばっちり抑えてあるので、本器を使って「あの頃」に向き合ってみるのも良いのではないでしょうか?
11月29日にはセルフカバーアルバムも出る事ですしね(メーカーの回し者ではありません笑)
細かい傷やバインディング黄ばみはあるものの、目立つ損傷もなく、良好なコンディションを保持しています。
一部パーツのビニールがそのまま残っているので、大切に弾かれていたのでしょうね♪
フレット残は約8割(すり合わせ済み)、現状ネックはストレートでロッドも余裕あります。
生産期間が短く、市場でも見掛ける機会の少ない希少なギターです、この機会をお見逃しなく!