Headwayの新たな歴史を刻むスタンダードシリーズの500番モデル。トラディショナルなデザインの「HD-115」と比較してモダンな仕様で設計がなされており、飛鳥チームビルドシリーズで製作されていた500番シリーズの特徴を引き継ぎながら、様々な場面で弾き倒せる様な親しみを併せ持った、国産ギターならではの信頼感を感じられるギターです。
ボディ材はトップ材にシトカスプルースでサイドバック材にはインディアンローズウッドが採用されており、定番かつ王道の組み合わせで切れのある高音域と力強い低音域が魅力です。ネックはアフリカンマホガニーとリッチライト指板で製作されております。グリップは多くのギタリストに違和感なく、弾きやすく感じられるオリジナルのスリムUシェイプを採用。薄すぎず、厚すぎない握りやすいシェイプとなっています。
注目すべき点としましては、マスタービルダーの百瀬氏が長年試行錯誤を繰り返し開発をしました『’34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing』を採用しており、ブレーシングのクロス位置がサウンドホール側に近いところに設定され、ブリッジ付近のオープンスペースが広くなることによってトップ板が振動しやすくなり、低音域がより強調されたふくよかで柔らかめなサウンドとなります。
その音色には一粒一粒に芯があり豊かな倍音と深いサスティーンが魅力で、ボディシェイプのHDシェイプはいわゆるドレッドノートスタイルで、その力強く倍音豊かなサウンドは弾き手を包み込むようなサウンドをスポンス良く反映してくれます。
装飾はヘッドには羽ばたく鷹を木材のインレイによって表現。ロゴも丸みのあるヘッドストックの形状に合わせたデザインに。ポジションマークはフレットによってサイズが異なる、より豪華な仕様となったスノーフレークインレイを採用されています。
また、後々ピックアップを載せ場合も考慮されており、通常のエンドピンよりも穴の径が大きい「コンバージョンエンドピン」を採用しています。これによりエンドピンジャックを無加工で交換できます。また、プリアンプを載せる場合にギター内部にいくつかの配線を引き回す必要がありますが、このモデルでは予めケーブルフックと電池ホルダーを取り付けてあるため、ピックアップの取り付け時にこれらパーツを利用してしっかりと固定することが出来ます。
-SPEC-
Body Top: Sitka Spruce
Body Side&Back: Indian Rosewood
Neck: African Mahogany 1P
Fingerboard: Richlite
Nut: Bone
Saddle: Bone
Bridge: Richlite
Machineheads: GOTOH/SG301 01 GG
Scale: 645mm
Width at Nut: 43.0mm
Bracing: Semi Forward Shifted, Scalloped X Bracing
Finish: Thin Urethane
String: Elixir/NANOWEB Light(.012-.053)
ハードケース、六角レンチ、保証書付属