アコースティックギタービルダーの山本宣哉氏が製作する、ノブアコースティックギターズの中古品です。
愛知県岡崎市にて良質なギターを製作し続けるビルダーの山本宣哉氏は、アリゾナ州の有名なギター製作学校ロバート・ベンにてギター製作を学び、帰国後はクラシックギター製作でも有名な茶位幸秀氏の工房での経験も活かし、2001年より自身の工房を立ち上げております。
自身のブランドによるアコースティックギターやウクレレの製作の他、現在では「Madura Guitar」を製作するビルダーとして活躍されております。
個人工房で製作されるギターは、年間製作本数の少なさから巷で見かける事も少ないのですが、上質な木材のセレクトや丁重な造り込などの質感の高さを持ち、そこから生まれる鳴りも魅力です。
この「NSJ-C」は、オリジナルシェイプのカッタウェイボディーで、ボディ幅が約16インチほどですので000やOM等よりは大きく、セミジャンボやグランドオーディトリアム等のサイズ感に近いモダンなスタイルとなっており、生鳴りのボリューム感と演奏性のバランスが良いギターとなっております。
独特なサウンドホール回りやブリッジの形状のデザイン、そしてフローレンタインカッタウェイなどから個性的でありながらもエレガントで洗練されたデザインも魅力です。
ウッドマテリアルはイングルマンスプルースのトップににインディアンローズウッドのサイド&バック、マホガニーネックにエボニー指板と、比較的にオーソドックスなのですが、やはりルシアーメイドだけあり、やや太めのネックからの中低域の豊かさと繊細なタッチ感を兼ね備えたレンジ感の広さを持つ鳴りとなっております。
製造は2014年製の中古品ですが使用感は少なく、年式からするとかなり良好な状態の中古品です。
[SPEC]
Top:Solid Engelmann Spruce
Side & Back:Solid Indian Rosewood
Neck:Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Nut width:44.5mm
Scale:645mm
ライトケース付