ギブソン・アコースティック・ギターの中で、スモール・ボディー・モデルとして人気を博し、長年レギュラー・モデルとして生産されているL-00。モデル名はL-00だったりブルース・キングだったり色々モデル名変更やマイナーチェンジを繰り返しながら現在も生産が続けられている人気モデルです。今回入荷は2013年製のブルース・キング。L-00時代には薄胴や厚胴などのスペックが存在しましたが、こちらのブルース・キングはL-00の薄胴バージョンと同様のスペックで、オリジナルのL-00により近いスペックになっています！
シトカ・スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、トラディショナル・ハンド・カーブドXブレーシング、実測44.3mmナット、24.75インチ・スケールの14.75インチ・スモール・ボディー。スクリプト・ロゴにグローバー・ミニ・チューナーのお馴染みの仕様。このブルース・キングにもマホガニーSIDE&BACKのモノとウォルナットSIDE&BACKのモノが存在しましたが、今回入荷の個体はより人気の高いマホSIDE&BACKの個体です。
サウンドは思いの外ラウド且つタイトなレスポンスの良いサウンド！90年代に作られていた深胴のL-00なんかに比べると明らかにレスポンスが早く、音も少しタイトなイメージですが、かえってオール・ジャンルOKな汎用性の高いサウンドかと思います。フラットピックで掻き鳴らせば、音の塊感こそコンパクトながら、ギブソンらしい荒削り感を伴ったダイナミックなサウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いてもレスポンスが良く適度なサスティーンを伴ったサウンドが得られます。
楽器のコンディションは、小キズこそ散見出来ますが、遠目にも派手に目立つようなキズは無く、年式から考えるとかなりの美品コンディションと言えるでしょう！ボディー・トップには多少の塗装引けがあり、ギブソンの塗装特有のポツポツも散見出来ますが、キズの類はほとんど無く、非常に綺麗な顔付きです。ボディー・バックにはちょこっとした打痕や擦りキズなど散見出来ますが、ほとんどのキズが光に反射で見て初めて気付くような些細なキズばかりですので、中古品として見てコレが気になるという方も居ないかと思います。ネックからヘッドに掛けても気になるようなキズも無く、全体的に非常に綺麗な状態を維持しています。唯一、オリジナルには付いていたであろうPUは取り外され、エンドピンはリプレイスメント用のモノに交換されています。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5ｍｍ、1弦側2.0ｍｍ程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットも気になるような凹みも無く、まだ充分な高さが残っています。
ブルースだけじゃなくオール・ジャンルOKなギブソン・スモール・ボディーです！
ケースはオリジナルのギグ・ケースが付属していますが、色が色なので、少し汚れが見られます。
