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いつかは自分の手元に憧れのギターを・・・と考えている方も多いのではないでしょうか。担当の私も学生時代は常日頃そう考えていました。寝る前に布団の中でギターを手に入れたときのことを想像したり・・・。挙句の果てには夢にまで出るくらいほどに「憧れ」というものはギタリストから切っても切れないものです。
私たちが好きなアーティストは十人十色ですが、ステージの上で輝いていた歌唄い、擦り切れるほどに聴いてきた名盤などはいつの時代にも存在しています。彼らが作りだしてきたものに使われているサウンドは、それはもしかするとMartinギターかもしれません。言葉にすることが難しいくらいに惚れ惚れする煌びやかな音、ガラス細工のように繊細な感触は長い歴史の中で数えきれないほどのファンを生み出してきました。
唯一無二のサウンドはもちろんですが、私がMartinを愛する理由の1つとして、常に「ロマン」や「憧れ」といった感情を自身の中に持たせてくれるところです。
初めてギターを持った時の高揚感をいつでも持たせてくれるのがMartinであり、私たちファンをいつも熱狂させてくれる大きな理由でしょう。
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時は1969年。D-45の再生産が決まった翌年に「Style45の豪華絢爛を兼ね備えたD-28」というコンセプトの元、この世に誕生しました。D-41というギターを説明するにはこの一言が一番簡単で適していますが、今回は敢えてご説明させていただきます。
まずいきなり違うのがトップ材のグレード。基本的にMartinギターで使われるトップ材はグレードが8段階に仕分けられており、D-41になるとグレード7の木材が使用されます。実際に他のMartinと見比べてみると、しっかりと詰まった導管が緻密に並んでおり、木材そのものが美しさを発していることがお分かりいただけると思います。
Style41を語るうえで見逃せないのはアバロンの装飾。40番台を語る上でアバロンの装飾は見逃せません。照明を当てるとシャンデリアのようにギターを輝かせる装飾は40番台の特権であり、皆様の「ロマン」そのもの。
実は歴史を辿ると、オリジナルD-45が存在していた30年代では、メキシコ産と併用して日本産のアワビ貝が使われていたりしました。プリウォー時代のMartinに日本が関係していると聞くとどこか胸が熱くなります。
話は逸れましたが、40番台の「旨味」といえば優れた倍音の豊かさ。style28とは一線を画す強烈な高音の成分は上位グレードにしか出せない特徴です。指板上に敷き詰められたヘキサゴンインレイはStyle45と比較すると僅かながらにサイズが控えめにはなっていますが、40番台にしか許されていない美しさが施されています。
個人的に重要だと考えているのがスキャロップの有無。通常、D-28ではブレーシングにスキャロップが施されていません。対してD-41になるとスキャロップドブレーシングに切り替わり、弦に対する右手の入力が少し控えめでも音が前に飛んでくれる印象があります。D-28とHD-28を比較した時に感じる印象に近いかもしれません。
結論、40番台でがっつりと弾き倒したい方はD-41がおすすめでしょう。style42、45となってくると確かに倍音成分は上昇するのですが、ジャンルによっては「出すぎている」と感じてしまう場面が出てくると思います。
ちょっとしたスパイス程度に倍音を効かせてくれるD-41は、あまり場面を選ぶことなくお使いいただけると思います。案外、こういうギターのことをオールラウンダーと言ったりするのかもしれません。
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【#2745000】
まず弾いた瞬間にどこか妖艶さを感じる艶やかさを実感できます。例えるのであれば、各弦それぞれが出すサウンドの輪郭に艶っぽさという塗膜がまとわりついてるようなイメージでしょうか。弾いていてうっとりしてしまいます。
もちろん、D-28のような豊かな低音と煌びやかさがしっかりと共存しており、倍音成分というスパイスが上手く旨味を引き立ててくれている印象があります。
コードを弾いた後の残響感の美しさを楽しむことはもちろん、敢えてかき鳴らすスタイルでもご満足いただけると思います。40番台の中で場面を選ばず弾くなら抑えておきたい美しさと力強さを兼ね備えた個体です。
この機会に是非ご検討くださいませ。
オリジナルハードケース、保証書付属
【Spec】
Top:Spruce
Side&Back:East Indian Rosewood
Neck:Genuine Mahogany
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Bracing Pattern:Forward Shifted X Brace(Scalloped)
Scale Length:25.4"(645.2mm)
Width at Nut:1 3/4"(44.5mm)
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※画像の表示環境により実物と掲載画像の色味が若干異なる場合がございます。
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【クロサワ楽器G-CLUB SHIBUYA】
電話:03-3462-9211(5.6階アコースティックフロア)
E-mail:g-shibuya@kurosawagakki.com
