待ち望まれていた方も多いかと思います、SpectorのNS Seriesの最新作、Ethos 4が満を持して登場。
こちらはSpectorの45年に渡る経験と歴史の蓄積を土台に、由緒正しいNSのスペックの根幹を引き継ぎ最新のフォーマットにリデザインされています。
カラーリング一つから木材、ピックアップに至るまできっちり考え抜かれた構成が魅力的。
----------------------------
これまでEuroシリーズを筆頭に、ピックアップは主にEMGが採用されてきました。
今回は大幅に電装系の見直しがなされ、Aguilarが全面的に採用されています。
EMGのアクティブピックアップならではのローノイズさとハイファイ感も大いに魅力ですが、Aguilarのシャキっと立ち上がる速度感もまた絶妙で、より良質な木材のトーンを損なうことなく温かみとサウンドの輪郭の両立に貢献しています。
プリアンプにはOBP-2を搭載。
Aguilar製品同士のマッチングは滞りなく、木材由来のトーンをパワフルに余すことなく出力してくれます。
Spectorに期待するコンプ感も健在で、クリスピーなパキパキ感は往年のNSを思わせる小気味良さがあります。
----------------------------
続いて木材に移ります。
この単価で実現出来たことを疑うほど分厚いポプラバールを惜しげもなく使用しており、実にボディの半分ほどの体積を占めています。
フル・カーブドボディを採用しているため曲面の処理を考えると全体的に用いられている木材の量も多く、単一工房の少数生産モデルであればこちらだけでも倍近くの価格でのご案内になってもおかしくありません。
Spectorだからこそ可能な材料の手配と、そちらを活かせる確かな製法によりこのコストパフォーマンスが実現しています。
ボディバックはメイプル材で構成。
3ピースネックもメイプルで構成され、こちらも反りに強く適度な木材由来のコンプ感を感じられる実演奏上非常に取り回しの良い構成になっています。
指板は安定かつ王道のローズウッド。
ややスモーキーになりがちなことがありますが、Spectorの特性のおかげで実に適度な粘り気が付与されています。
固すぎない材のおかげでトータルバランスが高次元で整っています。
ネックのサイドポジションには蓄光ルミンレイが採用されており、プレイヤーの運指を的確にナビゲートしてくれます。
剛性と音響特性、双方の両立とルックス面の確立まで、抜け目のない構成で仕上げられた秀逸なアイテムです。
-----------------------
奇抜にして彩色豊かな「Interstellar」カラー。
星間の名を冠する通り、星々の瞬きと銀河の如き美しさに溢れています。
昨今のトレンドでもある反対色のグラデーションを喧嘩させることなく同じキャンパスの上で成立させる塗装能力の高さが見事です。
是非この機会にお試し下さい。
BODY & CONSTRUCTION
TOP WOOD - Popular Burl
BODY WOOD - Maple
NECK
NECK WOOD - 3-Piece Roasted Maple; Neck-thru
FRETBOARD - Rosewood
NUMBER OF FRETS - 24
INLAYS - Dots; 12th Fret Spector Logo Inlay;
Luminlay Side Dots
HARDWARE
HARDWARE - Black
BRIDGE - Hi-Mass Locking
TUNER - Sealed Die-Cast
NUT-Brass
NUT WIDTH-5st:1.75
SCALE-5st:35
PICKUPS & ELECTRONICS
CONTROLS - Bridge Volume, Neck Volume, Bass Cut/Boost, TrebleCut/BoostBoost
PICKUPS -5st:Aguilar DCB G4 ×2
PREAMP SYSTEM - Aguilar OBP-2
HARDWARE
HARDWARE - Black
BRIDGE - Hi-Mass Locking with Intonation Screws
TUNER - Sealed Die-Cast
重量:約4.4kg
付属品:ギグバッグ,メーカー新品保証書