微細な音の違いを聴き分ける確かな耳と、理想のサウンドへの探究心が導くプロフェッショナル機材。
2017年7月よりスタートした国産「Limetone Audio」
ビルダーの今西氏は、自身がギタリストとして現場で活動しており、またミックスエンジニアとしてもコンテスト入賞実績を持つ等、音を見極めるその実力はビルダーとしての技術に留まりません!!
当機"irodori"は、音に彩りを与える"irodori"の名前と共に、非常に高い完成度で実力を見せてくれます!!
Limetone Audioとして、このブースターには完成形のイメージがありました。
「好きな楽器やアンプの良さを最大限に高め、演奏者が更にその機材を好きになり演奏する事が楽しいという"気持ち"をブーストする様なペダル」
実際に当ペダルをONにすると、そのイメージがサウンドから溢れてくる程の音のインパクトに。
Levelノブとmellow / vividのモード切り替えスイッチのシンプル仕様ながら、どちらのモードも巧みに音色をコントロールしており、非常に完成されたチューニングを感じる仕上がりです!!
基本は楽器・機材の本来の個性を変える事なくブーストする、解像度の高いクリーンブースター。
と・・この言葉だけでは、味付けなくハイファイなサウンドを思わせますが、真空管アンプの様に熱を帯びた音がズームアップしてくる感覚になるのが特徴的。
特に全体を通してミッドレンジの音決めが上手く、mellow / vivid共に音色には自然な温かみが加味され、引き締まった中低域の存在感はギタリストが心地いいと感じる帯域の持ち上がりとレスポンスの速さがあります!!
また中高域にはアタック時にコツンと来る真空管アンプ的な弾き応えもあり、高域のクリアな抜けの良さと相まって音が前に出て来る極上の艶感として出力。
トーンキャラクターは「mellow」モードでは高域から中高域が落ちついた上品なサウンドに。
温かいサウンドはピックが弦に当たる瞬間の音の溜めやアタック後の余韻が心地よく、またハイ寄りのアンプとのマッチングに適しています。
「vivid」モードは太さはそのままに高域は鮮やかで倍音も更に豊かとなった、音のスピード感が増したサウンド。
ローミッドの強いアンプやハムバッカーとのマッチングで開発されたモードですが、シングルコイルでも特性をより引き立てる音色となっています。
当機"irodori"は、モノクロの絵(音)が色鮮やかに彩られた様な・・単純な線の平面的な絵(音)が繊細なタッチで立体的に浮き上がって来る様な・・そんな「力のある自然な描写」を伝える事が出来るペダルです。
Levelノブ最小であってもONにすれば音楽的なサウンドに変化して、いつもの機材が良くなった印象を受けるでしょう。
体感的に即答で良い音と判断できる1台、担当としてはここまで丁寧に音を追求されたナチュラルブースターをオススメせずにはいられません!!
トゥルーバイパス仕様
9V電池、または9Vアダプター駆動
