ラディックのヴィンテージL400 Supraphonicが入荷しました！！
こちらはエンブレムから1960年代の個体と推測され、大変貴重な1台となっております。
～L400～
1958～1959年に満を持して「WFLスーパーラディック」として発表されたL400。
1960年代に入って「ラディック・スープラフォニック」と改名され、現在までスネアドラムの代名詞的存在として君臨することとなりました。
へヴィ・ブラスでデビューしたシェルは、1962年～63年頃にアルミニウムを主成分とする軽い「アロイ・シェル」に変更され、エッジ部分も前途の2度折りから1度折りになり、より明るくオープンなラディックらしいサウンドが誕生致しました。この頃から、内蔵ミュートも円形から四角い形状の物となり、調整ノブも通称「ベース・ボール・バット」タイプに変更されました。
70年代にブルーオリーブバッジが装着され、内臓ミュートは円形に戻り、ストレイナーはP-85タイプが装着されるようになりました。
年代ごとにキャラクターが若干異なりますが、いずれにせよスープラフォニックはチューニングやプレイ次第でどこまでも実力を発揮する銘器中の銘器です！
～状態～
シェル・フープ・ラグ等、全体的に細かな汚れや傷、サビが見られますが、比較的綺麗な状態です。
デイトスタンプが擦れており判断が難しいですが、1967年製と推測されます。
テンションボルトやボトムフープなどのパーツは交換された形跡はなく、
恐らく当時のものがそのまま搭載されております。
スネアワイヤーは社外品に交換されており、ヨレや欠損もなくサウンドは良好です。
インナーミュートやストレイナーの動作は問題なく、まだまだ現役でご使用頂けます！
～スタッフコメント～
現在の定番スネアドラムの一つ"LM400"の約60年前に製造された個体です。
60年も前となるとスペックも少し違っており、現行品とは違った側面を見せてくれます。
長年叩かれていく中で、ハリのある高音と突き抜けるようなサスティンに磨きがかかったような印象を受けます。
心地よいハイトーンとキレはあるが決してうるさくはないアタック音とのバランスが非常に良く、叩いていても聞いていても気持ちの良いサウンドです。
ハイピッチでもローピッチでもこなせるポテンシャルを持ったスネアドラムですが、ミディアムハイからハイピッチにかけてがこのスネアの真骨頂かと思います！
こちらの個体は全体的な傷も比較的少なく、コレクターズアイテムとしての価値はありますが、
サウンドはヴィンテージラディックそのもの！現場でもっともっと使い込んで頂きたいスネアドラムです！
この機会に是非いかがでしょうか！！
～スペック～
サイズ：14"×5"
シェル：ラディアロイ
バッヂ：60sキーストーンバッヂ
シリアル：486502
フープ：1.8mm Steel
テンションボルト：Steel
ワッシャー：Brass
マフラー：Baseball Bat
ストレイナー：P-83
バッド：P-32
スナッピー：社外品 Steel 20本
※こちらの商品はヴィンテージ品の為、小傷や汚れ・打痕などがございます。
※こちらの商品は店頭にて写真撮影をおこなっている関係上、光の加減で若干色味が実物と異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
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担当:水町
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