dragonfly
Pay Money To My PainのギタリストであるPABLO 氏やONE OK ROCKのギタリストToru 氏、ベーシストではFear, and Loathing in Las VegasのTetsuya 氏などが愛用する「dragonfly」
東京都青梅市に拠点を構えるハリーズエンジニアリングのブランドです。代表の戸谷氏がプロデュースする当ブランドは様々な現場で使用されることを想定したミュージシャン目線での設計が好評を得ています。
CL-DJB4 Alder - Bordeaux Red Metallic
本体重量 4.021kg
本個体の特徴といたしましては、抱えた際の安定感がとてもいいという印象を受けました。4kg前後とベースとしては標準的な重さではありますがボディからネックに至るまでバランスが良く、座って弾く際でも立って弾く際でもとてもフィットします。ラウドな音楽で激しく動き回りながら演奏される方にもオススメできると思います。サウンドの完成度も非常に高くプリアンプのオンオフで即座にキャラクターを変えられる点がgood。パッシブの状態では弦の響きをしっかりと感じられるパーカッシブな響きに、アクティブの状態では空間をしっかりと支えてくれるような濃密な低音を味わうことが出来るでしょう。
いきなり本個体の話から始まってしまいましたが本モデル「CL」シリーズはセミオーダーのラインナップであり、当店Red Guitarsでセレクトしたものです。落ち着いた赤色が何とも高級感あふれる「Bordeaux red metallic」。発色のいいパーフェロー指板との相性も抜群でひと際目を惹いてくれるルックスに仕上がっております。ボディ材はアルダー、ネックはハードメイプルを採用。通常のアルダーと比べると弦からの振動の伝わり方が顕著で軽く弾くだけでもボディを通して振動を感じることが出来ました。重厚な低音は既にボディの振動からしっかりと生み出されているのではないでしょうか
ピックアップはDCJB4 N/Bを搭載。コントロールはマスターボリューム、バランサー、マスタートーンとなっておりオリジナルプリアンプのOriginal DCP-3と合わせて幅広い音作りが可能となっています。パッシブ状態では全体的にとてもフラットで扱い易いサウンド。設定を煮詰めなくてもそのまま使える程安定しています。
そしてアクティブ状態では上記した通り濃密な低音管を味わうことが出来ます。しかしフラットな音の性質は失われること無くあくまで「扱い易いまま」サウンドをプッシュしてくれています。3BandEQによる作り込みも可能となっていますのでパッシブの音を生かすも良し、キャラクターを大きく変えてシーンに合わせた「実践的な使い方」も可能です。個人的なポイントなのですが、プリアンプの3BandEQがセンター位置でクリックするようになっている点がとても嬉しいです。センター位置にいったん合わせてから必要ない帯域を削ったり足したりすることが容易になっています。
個性的な一台ではありませんが万能なベースを求める方には限りなく理想に近い一台に仕上がっています。明日にでも実践に導入したくなるようなコンセプトが魅力です。是非ご検討ください。
Body : Alder
Body Finish : BDM(Bordeaux red metallic)
Neck : Hard Maple
Finger Board : Pauferro
Neck Finish : Satin Natural
Neck Shape : U
Radius : 300R
Scale : 34inch
Frets : #214 Nickle silver
Pickups : DCJB4 N/B
Preamp : Original DCP-3(Control,Vol,Balance,Tone,Hi/Mid/Low)
Tuner : GOTOH GB528
Bridge : GOTOH 404BO-4(19mm pitch)
weight : 4.021kg
Case : Gig Bag