台湾発のアコースティックギター、ウクレレブランド「aNueNue」。独自の設計をアコースティックギターに落とし込み、当たり前を変えるような斬新なデザインで仕上げるブランド。生産を中国で行い日本のルシアーやデザイナーとのタッグを組み完成度の高い楽器作りが魅力です。
【aNueNue BirdGuitar】
aNueNueがプロデュースするBird Guitarは他ブランドと比較して、小ぶりなボディシェイプを採用し演奏性を高めつつ独特なジョイントとサウンドホールを備えます。その小さなボディから鳴るサウンドは想像を超える音量と音像を感じていただけるものに仕上がっています。サウンドメイクを担っている一つの要素として「Patent Offset Soundhole」があげられます。小さめのサウンドホールをセンター位置から横位置にずらすことにより、少し厚めのボディー内の共鳴が激しくなり、 小ぶりの見た目からは想像が出来ないインパクトのあるサウンドをねらっています。外観もさることながらブレイシング構造へのこだわりも色濃く出ます。Patent Offset Soundholeをフルに発揮し、それぞれのモデルに適したトーンウッドの響きを引き出します。
【aNN-LS600 Design by Luthier Sugita Kenji】
aNueNueの至高のシリーズ「LS-Acoustic Future Series」がやってまいりました。今回の本命の1本であるLS600は、当店が拠点を置く富山県の世界的名工杉田健司氏のエッセンスが詰まったスペシャルなモデル。杉田氏のニュアンスを感じるヘッドストックから素材の厚み設計とブレイシングデザイン、音像の作り方広がる音域、ルシアーメイドのそれを彷彿とする不思議な感覚に誘われます。
マテリアルにあるムーンスプルースは2.5mm以下に設定し、杉田氏設計のブレイシングで補強することによりスプルース本来の豊かな情報量をスポイルすることなく伝達し、ボディからネック全体の音の構成をより完成度の高いものに押し上げます。スプルース同様サイドバックの素材選定も欠かさず、LS-Acoustic Future Seriesを製作するためのローズウッドの厳選がなされています。
ネックにはマホガニーを起用。トラスロッドの仕込みにて追加の補強が入れられ耐久性の確保と全体重量のバランスを計算されます。ギターの個性が出てくるヘッドストックとネックの仕込み角、弦がストレートに伸びペグポストに収まる絶妙なテンション感、様々な要素からこのネックが杉田氏の創り出すギターに近い印象を感じさせます。
絶大な人気を誇る杉田健司氏の作品は、待つだけでは手に入らない極めて珍しいものとなってしまいました。
杉田氏の音作りをようやくお手に取っていただける本数ご用意することができました。
素晴らしいaNueNueと杉田健司氏の作品をぜひお楽しみください。
※掲載している写真、動画は、実際に販売している個体です。
●Specifications
Top : Moon Spruce
Brace : Sugita Kenji design the Acoustic Future series Coherence Vibration
Side & Back : Indian Rosewood
Neck : Mahogany
Fingerboard : Ebony
Bridge : Ebony
Headplate : Ebony
Machinehead : GOTOH SGV510
Nut/Saddle : Oil Buffalo Bone
Nut Width : 44mm
Scale : 640mm
Weight : 1.947kg
Case : Blue Hard Case