元祖飛び道具系ともいえる名機ファズファクトリー。初めて使うと「壊れてるんじゃないか？」と勘違いしてしまうようなサウンドと操作感に驚かされます。設定によってはノイズしか出ない。発信音しか出ない。しかも破壊的な爆音。
レッチリのギタリスト、ジョンフルシアンテが2000年代に使用したことが爆発的にヒットさせた分岐点かと思いますが、日本国内でも西川進さんが多くのアーティストで使用し、当時の日本ロックサウンドの記憶にそのサウンドを記憶させました。2000年代初頭に広まったこの製品ですが、2020年代の今、改めてこの破壊的なファズサウンドが求められているのではないかと勝手に予想しています。ハンドペイントでカラーリングされたデザインと破壊的ファズサウンド。圧倒的な存在感が凝縮された名機です。
