エレキギターの歴史を熟知した上で近年の最先端の技術を取り入れつつも高いコストパフォーマンスで多くのプロミュージシャンが愛用するESP Guitar。国内ギターメーカーとしてだけではなく多岐に渡る音楽業界の重鎮的ブランドとして国内・海外ともに高い評価を得ております。使用アーティストはメタリカのジェイムス氏、カーク氏や、THE ALFEEの高見沢氏などの大御所から0.1gの誤算などのエネルギッシュな国内の層にも愛され、その高い実用性が証明されています。
今回ご紹介させて頂きますのは、LUNA SEAのベーシストJ氏のESPシグネイチャーモデル【J-TVB-V】。その中でも2003年頃にESPからリリース。高頻度で使用され、ソロ11周年記念アルバムFOURTEEN -the best of ignitions-のプロモーションMVにて燃やされたりと、なにかとファンには馴染みの深いサンバーストカラーのTVBとなります。
こちらスペックとしましては立ち上がりの良いサウンドと、優れた剛性の両立を誇るハードメイプル3Pネックに、厳選された漆黒と言っても過言では無い真っ黒なエボニー指板。ボディは木目の整ったホワイトアッシュ。タバコバーストカラーが最大限に映える木目がクールなマテリアルとなっています。プロトタイプの製作段階では【ハードロックメイプルトップ＆ホンジュラスマホガニーバック】だった本機ですが、J氏の要望により更なるヘヴィボトムを追求。最終的にこの木材マテリアルとなった経緯があります。その他としましては24フレットのみのポジションマークインレイや、ボディバックの通称”Ｊカット”と呼ばれるボディにフィットするライブユースを考えて考案された特殊加工など、アーティストモデルならではの踏み込んだ仕様が光ります。サンバーストフィニッシュに関しても、「渋めのカラーのTVBモデル」というイメージのJ氏からのオーダーで、カラーサンプルの製作に半年の期間を要し、カラーの選択からサンバーストの吹き方にいたるまで、細かいミーティングを重ねて完成した究極にこだわりぬいたフィニッシュとなっています。
そしてサウンド面につきましては、あの”ゴリッ”としたハードながら、木材鳴りも意識した、ファンには耳馴染みのある【あのサウンド】が手に入ります。ヴィンテージベースを手にしているかと錯覚する程に、ボディの響きがネックの先に気持ちよく抜けていく一体感のある素晴らしい鳴りを誇ります。ピックアップはセイモアダンカン社のSJB-1をフロント/リアに搭載し、それを直列（シリーズ）にて配線。圧倒的な音圧、反応の速さ、細かなニュアンスの拾い上げのサウンドのまとまりが高次元にて融合。バンドアンサンブルの中でもしっかりと個性を主張しながらも、抜群の音ヌケを発揮し、尚且つシンプルな構造は扱いやすさも抜群です。J氏がシーンの先頭に立ち、後続バンドのサウンドがJ氏の様になっていったかが判る、素晴らしいキャラクターを持つベースです。
状態につきまして、こちら2008年製と15年前の製作品ながらそれを全く感じさせない比較的綺麗なコンディションをキープ。経年による金属パーツの劣化や、各所に打痕やスレ程度こそ見受けられるものの、その他ありがちな木部が大きく露出した目立ったダメージは無く、塗装の艶もキレイに残っております。フレットも大きな部分減りも無く7部山程となっており、大切にされてきた事が伺える一本です。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、電装関係の問題もございません。パーツ類は全て当時からのオリジナルとなっております。ケースはオリジナルのESPロゴの入ったギグケースが付属致します。※画像のハードケースは撮影用の物となります。
ロック界にその名を刻むレジェンドでありながら、今なお精力的なライブ活動と、綿密に練られた芸術的な楽曲作り続け、ファンの心をつかみ続けている国民的なロックバンドとなった【LUNA SEA】。そして各メンバーの音楽的な拘りも強く、機材の独自性なども広く知られており、過去に使用された機材や、楽器はプレミア価値が付くほどの人気ぶりです。最近ではESP社からFender社へのエンドースメント契約の変更で、このTVBも再生産が不可能なモデルとなっております。”あの頃”の音が忘れられない貴方や、このルックスを諦められない方、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく！！
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