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当店の店長によるこだわりすぎたカスタム。ナット幅45.5㎜、
ややVネック気味、マイケル ヘッジス氏の持っているD-28をイメージした
1969年製の要素を取り込んだカスタムモデル。
こちらのギターは長年Martinを販売し続け、その知識量であればクロサワ楽器でもトップクラスの
我が店長が、何100本とカスタムMartinをオーダーし続け、その果てに少しこだわり過ぎてオーダーしたモデルです。
こちらのギターはアコギ界で変則チューニングやタッピングを広めた
マイケル ヘッジス氏の所有していたMartinにインスパイアされたモデルです。
マイケル ヘッジス氏はAndy mckee氏や押尾コータロー氏など、様々なミュージシャンに
影響を与えたミュージシャンで、曲を聴いて頂ければすぐにその意味を理解できるかと思います。
そんな今回のギターのシリーズですが、1969年製のD-28の仕様を盛り込んでいます。
Martinですら珍しい45.5㎜、Vネックの太いネック幅にすることにより、
より重厚感とタッピング奏法に適した仕様にしています。
1969年製のシトカスプルースは今よりいい木材を使用していただろうと思い描き、
アディロンダックスプルースではなく、あえてシトカで、トップのグレードを通常より高い
プレミアムーグレードにしており、弾いた際に音の広がりと低音の倍音感が通常のD-28よりも良いです。
「このグレードだったらヘリンボーンを付けた方がいいのではないかと思うでしょう？
違うんですよ。このルックスでプレミアムグレードにするからいいんですよ。
アディロンダックスプルース？この年代は、シトカなんですよ。」
と当店長は語っていました。
本当はこのギターに関するアーティストにまつわるこだわりを10分以上聞いていたのですが、
恐らく10,000字は超えるので割愛させていただきます。
～モデル説明～
1969年の仕様を盛り込んだフィンガースタイルカスタムマーティンが入荷致しました!!
アコースティックギターの定番モデル、Martin D-28。
あまりに有名すぎるこのモデルは数多くの派生モデル、カスタムモデルが存在しており、
第一線で活動するプロミュージシャンから今日ギターを初めたばかりの
初心者まで多くの「演奏人」に愛されてきました。
D-28が現在の形になった1934年以来、ルックス面における仕様変更は現在までほとんどされず
途絶えることなく生産され続けてきました。
しかし、約90年の歴史を持つD-28には年代により微妙な(時には大きな)仕様の変更があり、
本物のヴィンテージはもちろん、ヴィンテージの復刻モデルもマニアの心をくすぐるものとなっております。
今回入荷のCTM D-28 Style 1969フィンガースタイルの大まかな仕様が下記、
クリアフィニッシュ、46mmモディファイドVネック(スクエアSQロッド)、
ノンスキャロップXブレイシング、やや角張ったブラックピックガード、
ラージボタンのクロームグローバーペグ、コーナーに丸みを帯びたヘッドストック。
1969年というとちょうどブラジリアンローズウッドからインディアンローズウッドへ切り替わる末期。
流石にサイドバックをブラジリアンローズにしてしまうと現実的な金額ではなくなるため、
インディアンローズをチョイスしております。
ナット幅は46mmと幅広で、特にフィンガーピッカーには弾きやすい仕様となっております。
1960年後期から85年あたりまで採用されていたSQ(スクエアロッド)ネックは
がっしりとしたグリップ感のある握りで、弦振動をヘッドの先まで余す事なく伝えている感触があります。
フィンガーギター向けというだけあって、少ない力で応えてくれる音の低音と倍音がすごいです。
ナット幅は最初は気になりますが、慣れてくるとこのネックのこだわりは癖になります。
このこだわり抜かれたD-28はマニアにはたまらない仕様です。
ぜひこの機会にご検討ください。
トップ：プレミアムグレード シトカ スプルース
サイド&バック：インディアンローズウッド
ネック：マホガニー
指板：ブラック エボニー
ブレイシング：ノンスキャロップXブレイシング
弦長：645.2㎜
ナット幅：45.5㎜
ペグ：ラージボタン クロームグローバーペグ
ヘッドロゴ：デカールロゴ
その他：SQロッド、ブラックピックガード、モディファイドVネック
オリジナルハードケース、Martin正規保証書 付属
担当：吉澤
