1974年～1975年カラマズー工場製ES-335TDのヴィンテージが入荷いたしました。
この時期特有となるウォルナットカラーで渋さ溢れる素敵な個体です。
この時期のシリアルナンバーは正確な年代を特定できませんが、シリアルナンバーから1974年~1975年の製造となっております。
またPOTデイトが74年52週となっており恐らくオリジナルであること、75年後半からはメイプルネックとなることと合わせまして1974年末~1975年初頭製作と思われます。
シリアルナンバーはヘッド裏に直接刻印されておりますが、75年~77年に採用されたデカールシリアルのような楕円の跡があり、その部分が窪んでおります。
またMade in USAのスタンプ刻印が本来は採用されている時期ですがこちらもございません。
推測となりますが74年末期~75年前期という過渡期となるタイミングからデカールシリアルとして製作されていたものがなんらかの理由でシリアルのみ刻印されることとなったイレギュラー個体ではないかと思われます。
塗装の状態やブラックライトによるチェックでもオーバーラッカーやリネック等の痕跡はなく、上記のような推測となっております。
コンディション的にも気になるポイントであるフレットはリフレットされており、ほとんど減りはない状態です。
合わせてナットも交換されており、演奏におけるコンディションは抜群となっております。
70s特有のナローネックも非常に握りやすく演奏性において隙はありません。
またメイプルネックとなる直前のボリュート付3ピースマホガニーネックとなっております。
ボディはしっかりと艶が出ており、渋いカラーリングと相まってとても貫録のある見た目となっております。
一目見てヴィンテージとわかる風格は流石に一言です。
それでいて目立つ傷はボディ中央に存在する一点だけとコンディションもよく、その傷さえ貫録と説得力を感じさせる風貌となっております。
電気系統ははんだの状態と74年52週のPOTデイトからオリジナルと思われます。
現状ガリ等もなくそのままお使いいただけるコンディションとなっております。
ピックアップは刻印のナンバードPAFとなっており、こちらもオリジナルと思われます。
金属パーツも年代を考慮すると非常にきれいな状態を保っており、年代相応のくすみも少ない状態となっております。
肝心の音色としましてもこの年代らしい、角の取れた太く甘いサウンドが持ち味となっております。
ヌケの良さはありつつもローミッド中心に持ち上がったサウンドはヴィンテージ楽器らしい懐の深さを感じられます。
非常に状態もよく即戦力かつルックスも魅力的な一本。
是非この機会にご検討くださいませ。
【コンディション】
・トラスロッドは締め緩め共に余裕がございます。
・ナット・フレットは交換されております。オリジナルのパーツが付属いたします。
・リフレット後間もないと思われます。フレットに減り、凹みはほとんどございません。
・他社製ハードケースが付属いたします。ケースも比較的近い年代のものと思われ、少し痛みがございます。
※お使いの画面環境によって実物と色味が異なって映ることがございます。予めご了承下さいませ。
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