Eastman
Eastman(イーストマン)…
1992年に設立されたアメリカ最大手の楽器総合メーカーのひとつ。長年にわたり、バイオリン属、アーチトップ・ギター、マンドリン、ウクレレを製作してきたことで培われた木工技術、塗装技術を用いて製品を生み出しています。
そんなEastmanのフラットトップシリーズがリニューアル。"Bourgeois Guitars"（ダナ・ボジョア）を傘下に収めることでノウハウを各機種に余すことなく反映。ハイエンドブランドBourgeois Guitarsの弾き心地を手に入れたEastmanはそれまでとは一線を画すクオリティとなっています。サウンドメッセ大阪2023 や TOKYOハンドクラフトギターフェス2023、ギターファンの間でも話題を呼びました。
E20-OM-MR-TC
本体重量 2.024kg
オーセンティックな仕様を基本としながらもEastmanによる独自のアプローチを加えたモデル。ボディのアディロンダックスプルースには無酸素状態で熱処理を行うThermo-Cured加工が施してありまるでヴィンテージギターのような音響特性を実現しています。通常の材よりも軽量でしっかりと鳴り響いてくれる点やレスポンスが良くなっています。この価格帯ではあまり手に入らないポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。コストパフォーマンスとスペックに優れたモデルに仕上がっています。
本器はスタイル28を踏襲した希少材を使用したオール単板モデル。
トップ材にはThermo-Cured（サーモキュアド）加工を施したアディロンダックスプルース、サイドバックにはマダガスカルローズウッドをセレクト。レスポンスの良さとダイナミックな鳴りが魅力で通常のローズウッドモデルに比べ低音の深さと高音の華やかさがアップしています。
細かな箇所まで丁寧に作りこんである点が特徴であり、フレットサイドや指板サイドが綺麗に加工してあります。
マホガニーネックはヴィンテージライクで安心感がある肉厚なCシェイプが特徴。フレットには世界的なスタンダードとなっているジェスカーフレット。丁寧なサイド処理を施してあり流石の仕上がりです。ルックスや構造面はOMスペックですがあえてショートスケールを採用することで演奏性と取り回しの良さを向上。トラッドな仕様を崩すことなく現代の音楽シーンに対応できるようなポテンシャルを実現しています。
ペグにはGotoh SXB510を採用しておりより高いチューニング安定度を実現しています。
ルックス面ではヘリンボーンバインディングやダイアモンド＆スクエアの指板インレイを再現。ファンには堪らない仕様なのではないでしょうか。
Eastmanと聞くと一見トラッドなモデルを思い浮かべる方も多いと思いますが、その印象を良い意味で裏切ってくれています。モダンな仕様をお探しのギタリストの方にもお勧めしたいモデルです。新しく生まれ変わったEastman...その手で是非味わってみて下さい。
Neck Material : Mahogany
Fingerboard : Ebony
Fingerboard Radius : 12"
Neck Profile : Traditional Even "C"
Nut : Bone 1 3/4"
Fretwire : 20 Jescar-FW43080
Scale Length : 24.9"
Bracings : Hand-Carved Scalloped X
Body Top : Solid Thermo-Cured Adirondack Spruce
Body Back/Sides : Solid Madagascar Rosewood
Body Finish : Truetone Gloss
Back/Sides Finish : Truetone Gloss
Tuners : Gotoh SXB510-06M-N
Case : Hard Case
Weight : 2.024kg
