ロサンゼルス郊外の工房にて、ギターやエフェクター、ピックアップにプリアンプと幅広い商品の製作を手掛けるブランド「Xotic」。
常にサウンドとプレイアビリティを追求し、アレン・ハインズ氏や国内では菰口雄矢 氏といった実力派プレイヤーからの高い支持を集めています。
XSC-1はフルサイズのストラトキャスターシェイプ。ラッカーフィニッシュにエイジングが施されたトラディショナルなルックスに、しっかりとした握り心地のローステッドフレイムネックが相まって、多くのユーザーを虜にしていきました。
さて、素晴らしい一本がやって参りました。今年のRed Guitarsセレクトオーダーの中でも、鮮やかでありながらトラディショナルなカラーを織り交ぜた一本です。
まず一番に目に入るのはこの「Olive Green Metallic」でしょう。市場にほとんど無いカラーで当店ショップオーダーとし今回採用。メタリックカラーでありながら柔和な色彩である為トラディショナルスタイルであるXSC-1とよく合います。Heavy Agedにて製作をお願いし、傷一つとってもストーリー性を感じられるきめ細かなクラックが表現されます。このエイジドレベルならではの点ですが、フィニッシュカラーと下地のカラー、木部のダメージの多数の層からなる色の移り変わり、単純にオリーブではないのがお分かりいただけるかと存じます。是非下地のホワイトとオリーブの関係性、そして焼け感をお楽しみください。
続いてはネック。今回はオイルフィニッシュではなく、ギタリスト菰口雄矢氏と同仕様のラッカーを用いたハーフグロスを採用。ここについては前述のトラディショナルスタイルなカラー要素の一つとしています。Roasted Flame Mapleを早くに取り入れ、強度サウンドルックスの3要素を見事に昇華させるXoticは、サテンが標準スペック。今年のカラーオーダーにあたり、菰口氏仕様のサウンドを参考に本器はハーフグロスとなっています。
基本的には60sスペックにカスタムカラーを施したような仕様で、ボディにアルダー、フィンガーボードにIndian Rosewoodを採用しています。ピックアップはRaw Vintage RV-60set、程よくトレブリーでありつつも古き良き枯れ方、反応の仕方が楽しめます。
重量は3.356kg。本器完成後の重量が上記の通り。申し分ないウッドの質の良さから狙ったかのようなジャストなバランスにて仕上がっています。ストラトらしいスプリングが作用するコンプレッション、ネックとボディがエイジング後のような一体感のある鳴り方をしており、ヴィンテージらしい生鳴りに柔らかい生鳴り。アンプサウンドはどのポジションとってもストラトの旨味が味わえる良い仕上がり。特に今回はキャパシター容量を0.1μFにしており、トーンを絞っていく過程で出てくる詰まったような音、絞り切ったウーマントーン、色々な味を持つ本器だからこそ、トーンを活用したらしい音を作って楽しむのもまた一興といえましょう。
●Specification
Body : Alder
Neck : Roasted Flame Maple
Fingerboard : Indian Rosewood
Nut : Pure Bone
Nut Width : 42.7mm
Radius : 240R
Machineheads : GOTOH SD91-05M-MG
Bridge : GOTOH GE101TS + RV Spring + RV112
Pickups : Raw Vintage RV-60 Set
Pick Guard : Mint Ivory 3P
Controls : 1Vol, 2Tone, 5-way PU Selector
Finish : Olive Green Metallic Heavy Aged (Lacquer)
Weight : 3.356kg
Case : Xotic Original Hard Case
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