この度の入荷は元祖変形ギターとも言えるFlying V です！
フライングVは見たままですがVとも矢印とも云われるボディ形状をしております。音のためでもプレイアビリティのためでも重量バランスのためでもなく、ステージでのかっこ良さのみを追求して考案されたそうです。
フライングVは1958年から1960年にかけて革新的なギターとして発表、販売されましたが、時代に合わずあえなく生産終了となります。斬新すぎたその見た目が受けいられませんでした。
Flying Vが再生産されたのは1967年のことです。現在ではハードロックやメタル等のジャンルで活躍しておりますが、復活までは時間を置くことになりました。
入荷の個体は70年代スタイルとなっておりカラーはレアカラー仕様でマウイブルーを採用。70年代末期から80年代初頭にかけて発売されたカスタムカラーの再現となります。マウイブルーですがとても艶やかな薄めの青色です。こちらのブルーはソニックブルーともとれる感じですがVOS仕上げのため、満遍なく綺麗なブルーではなくやや緑がかったところも光の加減により感じることが出来ます。マウイ島の海を連想させるようなブルーのマッチング・ヘッドも魅力的です。
仕様はマホガニー・ボディ（79V-SPEC）、3ピースマホガニー・ネック、ローズ指板・ミディアムスケール、ナット幅39㎜、小振りな細身のネックシェイプもリアルに再現しています。ネックですが握った印象は程よく肉厚でありながら薄さも感じる握りやすいシェイプでボリュートつきとなります。
見所は丸型ヘッドにショートロッドカバーのデザインはFlying Vファンには御馴染みのスペックから、クリームのスイッチチップ、ソンブレロノブ、Made In Germany Schallerメタルペグなど、随所に拘りを見せる仕様となっております！
何といっても70sルックスは必見です。可愛らしいマウイブルーと丸ヘッドの可愛さとクールさが同居する見事な佇まいで是非抱えてほしいです。
サウンドの要のピックアップには70年代のT-Buckerを再現した"Super 74"を搭載。Alnico 3です。定番PAF系ピックアップに比べて明るいサウンドが特徴です。ややエッジが立つ印象でモダンでアグレッシブなピックアップと言えるでしょう！攻撃的ディストーションサウンドです！弾いてみました印象は中域にパワフルさがあり、非常に明るいサウンドが特徴のピックアップとなります。そのため歪みのノリが非常によく倍音も豊かで、まさにギタリストがこれだと叫びたくなるサウンドを体感できます。アリーナクラスのステージにも対応できるでしょう。
コントロールは2Vol、1Tone、1トグルスイッチ（ピックアップセレクター）、ブリッジはABR1＋ストップテイルピースです。
パーツにはエイジングが施されているパーツが使用されています。
これらの仕様から繰り出されますサウンドは正しく王道。暖かみのあるクリーンから攻撃的なドライブサウンドまで刺激的です。ボディ形状だからこそ得られる軽く、甘く、柔らかいサウンドが、フライングＶの個性であると言えます。
変形ギターの恩恵かもしれませんが歪ませた時に感じる粘り、食いつき感がなんともたまらなく絶妙だと思いますのは気のせいでしょうか？
是非お早めにどうぞ！
~Spec~
Body : Mahogany
Neck : 3piece Mahogany
Figerboard : Indian Rosewood
Scale : 24.75
Nut : 39mm
Inlay : Dot
Neck Pickup : Super 74
Bridge Pickup : Super 74
Control : 2vol/1tone/3-way
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