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今回のstrandbergは、これまでのJ-Customの工場とは異なり、国産随一の某工房が監修の基製作された限定モデルとなります。
お値段がこれまでのJ-Customとは大きく異なりますが、それも納得出来る工房が監修している上に、木材のマテリアルも最高級のものとなっております。
今回の限定モデルは僅か10本のみ生産されたモデルで、今後の生産は全く予定していない仕様となります。
コンセプトは"地球"で、宇宙から見た地球をイメージして当モデルは製作されております。
カラーリングやトップ材の選定等もコンセプトに沿った内容となりますが、その中でも一際目を惹く存在が、左のツノの先端に施された青いレジンではないでしょうか。
木材(自然)と自然界に存在しない色合いのレジン(人工物)が組み合わさる事で生まれる唯一無二の美は、杢目と同じく個体それぞれで異なる魅力を発揮致します。
当個体は、キルトの様な杢からフレイム状の杢、バールらしい杢等様々なタイプの杢が出ている上に、カラーリング(アースカラー)の様々な色味がしっかりと出ているので、ルックス面で最高でした。
ボディーバックのアッシュ材も非常に荒々しいルックスとなっているので、こちらもまた非常にカッコいいと感じるポイントです。
あまりボディーバックを気にされる方もいらっしゃらないと思われますが、是非他の個体と見比べて下さい。
当個体の"アッシュらしい木目"をお楽しみ下さいませ。
サウンドに大きい影響を与えるピックアップに関しましては、SuhrのAldrichが採用されております。
SuhrのAldrichは、モダンなピックアップらしく十分なパワー感を持ちながらも、しっかりと一音一音が分離してくれる為、ハイゲインセッティングであってもサウンドにエッジが立ちやすく、リフやパワーコード等といったプレイ等でも歯切れが良いサウンドを楽しむ事が出来る最高のピックアップとなります。
また、クリーンでもモコモコと籠ったサウンドにならず、艶っぽく煌びやかなサウンドを楽しむ事が出来るので、幅広いジャンルやサウンドメイクを得意としております。
今後同じ仕様では手に入らないので、お気になる方はお早目にご検討下さいませ。
以下メーカーに関しての説明文となります。
ここ数年で一気呵成に人気ブランドへと上り詰めたStrandberg。
その優れたサウンドと軽量さ、そして何よりも圧倒的な演奏性により高い支持を得ております。
2007年にスウェーデンのOla Strandbergにより立ち上げられ、2010年にギターの販売を開始致しました。
それ以来本国(スウェーデン)製を始めとして米国製、中国、韓国、インドネシア製等様々な国製のラインナップを立ち上げました。
その中でも製品のクオリティーが最も高くストランドベリ氏より篤い信頼を勝ち取った国が日本製の製品でした。
それまでは複数の国で生産をしていた同社のギターのラインナップはみるみる厳選されていき、最終的に本国製も生産を止めてしまい、クオリティー重視のラインナップは日本製のみとなりました。
特にJ-Customシリーズは本国製以上に厳選された木材と精巧な工作機械、そして熟練の職人の豊富な知識と確かな腕前により作り上げられており、それらのギターを手にするプレイヤーはみるみるその魅力に惹き込まれてしまいます。
Strandbergの特徴の中でも特に独創的で支持されているポイントは、ネック回りになるでしょう。
まず最初に目に付く点は従来のギターにはあるはずのヘッドが無い点でしょう。
ヘッドをなくす事で、従来のギター以上にボディーの軽量化を図る事が出来る様になっております。
通常、ボディーを軽くし過ぎるとヘッドとのバランスが崩れてしまいヘッド落ちの原因となってしまいます。
しかし、ヘッドそのものを無くした事でヘッドとボディーの重量バランスを考慮する必要性が無くなり、最大限の軽量化を図る事が出来ました。
次に目に付く点が、扇状にフレットが打ち込まれたファンドフレットに関してでしょう。
こちらは、Strandbergの製造理念上このシステムを採用したのかと思われがちですが、実は演奏性よりもサウンドを重視して採用されております。
マルチスケールとも称される通り、このフレットシステムは複数のネックスケールを1つのギターに採用する為に考案されたシステムです。
ネックスケールを決めてしまうと、各弦のテンションに差異が生まれてしまうことはご存知でしょうか。
1弦側のテンションは硬く、6弦側に向かうにつれて段々とテンションが緩くなっていき、コードを鳴らした際には各弦のバランスが崩れてしまっております。
もちろんこれはこれでギターらしいサウンドである為殆どのプレイヤーになじみのあるサウンドでございます。
しかし、このバランスの乱れを最大限抑え、均一な鳴りを再現する事が出来るとしたらどうなるのだろうか。
この命題を追求した結果が、ファンドフレットとなります。
サウンド的には、各弦のテンションが強いまま弦を鳴らす事が出来る為、非常に分離感の良いサウンドとなります。
今まで巻弦の音が篭る事に悩んでいた方や、ドロップチューニングを多用するプレイヤーにとって、このファンドフレットシステムは非常にマッチしております。
そしてネックを握った際に気付くであろう点が、他のギターとは異なり台形に仕上げられたネックシェイプに関してです。
通常角を落としてCやVシェイプに仕上げられるネックですが、Strandbergは角を残した台形ネック(特許取得済み)を採用しております。
このネックシェイプは所謂、人体力学に基づいて割り出されたネックシェイプで、演奏時手首にかかるストレスを最大限抑え、スムーズな運指が出来る様に意図されております。
握ってみると意外なことに違和感なく演奏が出来るので、中々の驚きを実感する事になるでしょう。
Strandbergで最上位モデルに位置するJ-Customシリーズをお探しの方は是非当店の個体をお試し下さいませ。