Okita Guitars
千葉県稲毛氏に工房を構えるOkita Guitars。
首都圏の主要楽器店を顧客に持ち毎月50本を越える修理を手がけ、特にネックリセット、ヘッド折れなど、難易度の高い修復作業においてその実力と技術力を発揮する。
40年を越える修理からのノウハウと技術力、製作者としてのキャリアと独自の技術力が見事に融合し、世界最高レベル、唯一無二の全くオリジナルなサウンドのアコースティック・ギターを精力的に製作。
Custom Order Model
カスタムオーダーの本器は12Fジョイントのベネチアン・カッタウェイモデル。トップ材にはジャーマンスプルース単板、サイドバックにはインディアン・ローズウッド単板、黒々とした上質なエボニーを指板、エボニーにハカランダ埋め込みブリッジ。ブレイシングにはノン・スキャロップド・Xブレイシングが採用されております。ボディサイズはOMサイズに近いですが厚みがエンド部で96mm、ネックジョイント部で88mmとやや薄めの設定となっております。
ギター本体の作りの良さはもちろん細部にまでこだわられており、ヘッドストックにはハカランダ、カーリーコアのボディバインディング、パーフリングにアバロンのロープバインディング、ネックヒールキャップとボディエンドには美しい杢のカリンバールが使用されておりワンポイントながら存在感があります。
サウンド面では軽く爪弾くだけで楽器の鳴りの良さが体感できます。中低音の鳴りが非常に良く、重く野太い低音域と粒立ち良く抜けの良い中音域。和音の中音域と低音域の合わさったサウンドも心地良く、そこに高音域の明るく透明感のある鳴りが魅力です。
中古での入荷となります。若干のフレット減りが見られますがビビりや音詰まりはなく、すり合わせにてフレットの頂点を出し直しても残量8割程度は残るかと思います。1フレット裏、6フレット裏のネックに米粒大の打痕がございますが深い打痕ではないため演奏時は気にならない程度でございます。トップの塗装にはクラックがございますが演奏上の問題はなく今後剥がれてくる等の問題もないかと思われます。またロッドはスクエア・ロッドの為調整ができませんが現状ストレートと非常にコンディションは良いです。製作されてから13年程経っておりネック材も安定しているかと思われます。
セミハードケースの他、ストラップピンが無いモデルでも使用可能なストラップが付属しております。
細かい傷や打痕などの使用感はございますが、今後とも長く使っていけるギターです。
ストロークでも単音引きでも非常に心地の良いサウンドの一本。この機会にぜひお試しくださいませ。
Top : German Spruce
Side & Back : Indian Rosewood
Fingerboard : Ebony
Bridge : Ebony & Brazilian Rosewood
Headstock : Brazilian Rosewood
Nut : Oiled Bone
Saddle : Oiled Bone
Scale : 645mm
Width at Nut : 45.0mm
Body Width : 380mm
Body Depth : 96mm to 88mm
Bracing : Non Scalloped X Bracing
Finish : Lacquer
Accessories : Semi Hardcase , Strap
Weight : 1.742kg