長野県松本市にて設計製作するHeadway。長い歴史の中で数々の名作を手掛けてきた信州の名工マスタービルダーの百瀬恭夫が技術顧問を務めるアコースティックギターブランドです。
Headway HC-PROTO #002377
百瀬恭夫氏、彼を筆頭に腕の立つ職人が集まるHeadway。彼が創り出す作品はひとつひとつに味があり、堅牢重厚の中にその個体の個性を引き立てる正しくHeadwayの最高峰といえます。
今回の入荷した作品は百瀬泰夫の集大成とも言えるシリーズ ’The MOMOSE’のHMC-1に繋がる1本。
ウッドマテリアルはHeadway秘蔵の材から百瀬氏自身でその音を確かめ、組み合わせます。ボディトップにソリッドスプルース、サイドとバックにインディアンローズウッドをチョイス。ネックにはホンジュラスマホガニーが使用されております。フィンガーボードとブリッジプレートにはエボニーを使用。
ブレイシングパターンはセミ・フォワード・シフト・スキャロップ・ブレーシング、幅広のナットは実測45.5mm。ローズウッド・ボディーにヘリンボーン・トリムのオーセンティックな装飾がなされています。
サウンドはヘッドウェイらしいトルクのあるパワフルなサウンド。ボディーエンド部で110㎜程のボディ厚と一般的なHFと同様ですが、芯が太く音の輪郭もはっきりとした出音で大きいサイズにも負けない音圧があり存在感抜群。1音1音のバランスも素晴らしく、レスポンスも早くパワフル・サウンドを響かせます。
主張をあまりせず純粋なアコースティックギターをを楽しめる百瀬氏の作品らしいおとなしさがあります。
中古品としての入荷となりましたが、細かなスレなどはございますが木部に達する打コン等はなくきれいなコンディションで入荷しました。サウンドホール周りにストローク傷も見られないところから、フィンガースタイルでの使用がメインだったと想像できます。フレットはローフレットプレーン弦の箇所に小さな凹みがみられますがその他は減りは見られずフレット残は全体で9割以上。サドル残は3㎜程度。ナット溝も問題ございません。ネックコンディションも良好で現状で12フレット上で6弦2.2㎜、1弦1.9㎜程度と弾きやすいセッティングとなっています。
見た目シンプルでオーソドックスなギター、百瀬氏のこだわりが詰まった手工ギター。是非ご検討ください。
オリジナルハードケースが付属いたします。
Body Top:Spruce
Body Side&Back:Indian Rosewood
Neck:Honduras Mahogany 1P
Fingerboard:Ebony
Bridge:Ebony
Width at Nut:45.5mm
Weight:2.176kg
Case:Hard Case
