各年代の名器と呼ばれるモデルの復刻を目指し、オリジナルの持つヴィンテージテイストを細部まで再現した、
フェンダー・レギュラーラインナップの最上位モデル ”American Vintage Series”(通称アメヴィンまたはアメビン)
1982年の誕生から2018年の生産完了まで、長きにわたって愛されたシリーズとして知られ、
フェンダーフリークに留まらず多くのプレイヤーから、現在でも高い評価を得ており、最近になって後継モデルの
”American Vintage Ⅱ Series” が発表されたことで大きな話題になり、再注目されている事でも知られています。
本器はネックデイトやポットデイトから、Fenderの製造工場がフラートンからコロナに移行して間もない1988年に製作された物で、
シリアルもV03~から始まっている希少な一本、リアルレリックとも言える味わい深いルックスが魅力です!
センター2ピースのアルダーボディにメイプル1ピースネックを組み合わせた往年の仕様で、薄手のラッカーフィニッシュを施すことで、ボディやネックの鳴りを生かすだけでなく、ルックス面でもラッカー特有のキズや退色具合などが加わることで、より一層の渋み強調され、どこを取ってもヴィンテージテイストな仕上がりです。
グリップは、現行のフェンダーストラトと比べて細身に仕上げられたUシェイプを採用しており、厚めでがっしりしたネックが苦手な方にもおススメ出来る握りやすいネックグリップです。
ピックアップはオリジナルの ”American Vintage Pickup" が搭載されており、ゲインは低めですが繊細なニュアンスを表現する事に特化しており、音の輪郭、音抜けの良さが強調されているのも大きな魅力で、透き通るようなクリーンから荒々しいクランチ、ドライブまで、ストラトならではのギャリっとした鳴りとピーキーなハイが心地よいサウンドを出力します(セレクターは5WAY仕様)
クランチでの巻き弦の音の立ち方が、う~ん、とても気持ち良いです(笑)
ピックアップのラバースプリング劣化の為、新品に交換していますが、その他のパーツアッセンブリーはオリジナルを保持しており、ポットに僅かなガリはありますが、その他は機能的にも問題ございません。
ボディに細かい傷や小さな打コン、ネックに塗装剥がれや細かい傷はありますが、プレイコンディションは良好。
パーツの退色やサビはあえて残し、ヴィンテージの雰囲気を損なわないよう仕上げてあります(機能や音に関わるパーツはキレイにしてあります)
また、ネックのボルト装着部ににダボのような木片の補修跡(写真参照)、ピックガードのヒビに裏側から修正した跡があります。
フレット残は約7割(すり合わせ済み)、現状ネックはストレートでロッドも余裕あります。
本当に見ているだけでも飽きない、雰囲気もサウンドも文句なしのギターです!
80年代のヴィンストは年々希少価値が増しているので、気になる方はこの機会に是非ご検討くださいませ。