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1978年製のヘリンボーンD-28.カワセ楽器のヘッド裏シールが懐かしい、
激渋鳴りのHD-28を中古ご委託品で入荷致しました。
誰もが知る王道のD-28。その中でも、70年代でヘリンボーンインレイのある
HD-28が市場に出ることは昨今あまりないでしょう。
こちらのHD-28にはヘッド裏にカワセ楽器のシールが付いています。
こちらは本来ついてない方が良いかもしれませんが、
その時代を生きた方なら、カワセ楽器のシールも、
また懐かしく乙なものという感じです。
こちらのギターはご委託品ですが、ご委託者様にご負担いただき、
ネックのコンディションを修正しているので、現在はすぐに弾けるコンディションです。
ネックは現在正常に近い状態で、12フレット上で6弦側 2.8㎜ 1弦側 2.0㎜と正常な弦高になってます。
サドルが残りわずかでこれ以上は削れません。
ピックガードが曲がって少し剥がれいますが、
もともとが固いので、湿気の多いところに置かなければ早々に取れることはありません。
トップヤケや、ウェザーチェック、小さ目な傷、塗装のヒケなどはございますが、
今後長く使っていく上での問題になるようなところはありません。
音に関してですが、かなり鳴ります。40年以上の年月を過ごしてきただけはあり、
泥臭い低音と、鈴鳴りの高音が言葉では表現できない形でしっかりと出ています。
またこの年代のヘリンボーンインレイも珍しく、
ファンの方からすればこのヘリンボーンインレイが付いている付いてないだけでも、
価値は十二分に変わると思います。
この年代、この個体にしか出せない音は、
自信の相棒として所有するに足りえると思います。
この機会にぜひこのHD-28をご検討頂けましたら幸いです。
~モデル説明~
1833年創立という現存するギターメーカーの中でも最も古い歴史を持つMartin社の製
品は後の世のあらゆるメーカーのお手本となっている。
中でも「Style 28」はあらゆる楽器メーカー・製作家が追い求める理想の音を奏でる
楽器で、全てのアコースティックギターの礎と言っても過言ではない。
「Style 28」の歴史もまた古く、1902年には当時最大のボディサイズであった000サイズで登場。
トップ材にスプルーストップ、サイド&バックにブラジリアンローズウッド、
指板にエボニー材を用いたこの「000-28」は開発初年度の1902年に1本のみ生産されている。
後の世まで続く「Style28」の基本仕様はこの頃すでに完成していた訳だ。
楽器メーカーとしての地位を獲得していったMartin社は1916年、大きな転機を迎えることになる。
今ではアコースティックギターの定番サイズとして誰もが知る
ボディ形状であるDサイズ(=ドレッドノートサイズ)の開発だ。
1916年、Martin社がOEM生産していた楽器販売会社オリバー・ディッドソン社の
ハリー・ハント氏がD(=ドレッドノート)サイズの原型となるギターを提案。
このギターはそれまでのギターの常識を大きく打ち破るそのボディサイズの大きさから、
当時世界最強最大のイギリス戦艦「ドレッドノート号のように大きい」と例えられたことに由来し命名される。
当時開発されたDサイズのギターは12フレットジョイントのギターで
ボディサイズに伴う大音量で市民権を得ていく。
1929年、次の時代の定番となるさらなる革新が生み出される。
プロバンジョー奏者ベリー・ベクテルがより広い音域で演奏が可能な、ネックとボ
ディが14フレットで接合されたモデルを提案したのだ。
Martin社はStyle28でサンプルギターを完成させプロ演奏者の心を掴んでいく。
1931年には自社ブランドでD-1、D-2の製造を開始。このD-2が「D-28」の原型とな
り、その後正式に製造が開始される。
アコースティック史上、最も愛され続ける王道機種、「D-28」の誕生である。
「D-28」の開発も手伝い、確かな成功を掴んだMartin社は1930年代には黄金期を迎え
ることになる。
後の世でゴールデンエラ期と呼ばれる1930年代に生み出された「D-28」は未来永劫破
られることのない最高傑作である。