"The first tube driven electric guitar pickup"
「初めての真空管駆動のエレクトリックギター・ピックアップ」
Valvebuckerはそれ以上でもそれ以下でもありません。
しかし、これまでのRuokangas Guitarsのキャリアの中で、これまでのエレキギターの世界から外れた、最も重要な発明かもしれないとユハ・ルオカンガスは語ります。
2018年の楽器フェアで世界に先駆けてプロトタイプを紹介したValvebucker搭載ギターのレギュラーモデル化が決まり、ついに日本向けの最初の1台が入荷しました！
Valvebuckerにはミリタリースペック（軍採用規格）の1950年代から60年代に作れたNOS（New Old Stock、新品未使用のまま保管されていた製品）チューブが使われています。
どの型の真空管を使っているかはルオカンガスギターズの意匠と技術を守るため、現時点では公開していませんが、おそらく私たちが生きている間に交換する必要がないほどの耐久性と寿命を備えています。もちろん、万が一の故障には対応できるようになっています。
Valvebucker搭載とは言ってもエレクトリックギターですので、一般的なギターと同じくシンプルで直感的な楽器です。 1ピックアップですが、コントロールにはサウンドバリエーションを選択するための3wayスイッチ、ボリューム、トーン、ブーストスイッチを備えています。
Valvebuckerは1ピックアップでありながら、3つのトーンバリエーションを持っています。
Valvebuckerならではの音があるのですが、敢えて他のピックアップでその音を例えてみます。
一般的な3wayP.U.セレクターで例えると、フロントP.U.位置で出力は一番低いシングルコイル風、リアP.U.位置で出力は一番高くハムバッカー風、センター位置がもっとも独特でまるでアコースティックギターを弾いているかのような深い低音域と透き通るような高音域を持った音になります。
もちろん、Valvebuckerはピックアップ（マイク）ですから、ネックやボディーといった木部、楽器本体のアコースティックな部分で深い低音域から突き抜けるような高音域まで幅広い周波数帯を持っていなければ音をピックアップして（拾い上げて）出力することはできません。Valvebuckerを他社のギターに移植したからといって同じ結果を得られるわけではありません。
また、Valvebucker搭載のギターは最初からそのように作られます。
コントロールの1つ、2wayトグルスイッチはブースターのON/OFFスイッチです。6dbのプリセットブースターは過剰なコンプレッションなく、クリーンに音量を上げてくれます。
外観上の特徴として、指板には輪郭線だけのディッシュインレイ、現地で選定したアークティックバーチ材のボディートップ、フィニッシュは木目が立体になっている（立体的ではなく、木目そのままに材が凸凹しています）ベアボーン・フィニッシュで見る角度によって様々な表情を見せるレッドで仕上げています。
何よりもこれまでのギターとは別次元の「指から音がそのまま出てくる」ようなフィンガリングとピッキングへの鋭敏な反応、レスポンスの速さに加えて、ベーシックなサウンドを決める3wayスイッチ、ボリューム、トーン、ブースターの組み合わせはサウンドバリエーションをより豊かにしてくれます。
演奏者の創造性を刺激すること間違いなしの「別次元」の音です。お見逃しなく！
Body Top: Selected Arctic Birch
Body Back: Spanish Cedar
Neck: Spanish Cedar, 43mm Boat '59 Custom shape
Fretboard: East Indian Rosewood, 22F, Custom Inlay
P.U.: Valvebucker®
Bridge: ABM 3024 Wrap / Lock-Thru-Body
Finish: Bare BoneTM, Faded Cherry
Control : 1 Volume, 1 Tone, 3way Tone selector, 2way Boost switch
